猫と音楽と経済と政治のブログ

猫を見ながらまったりと 音楽聞きながら軽い気持ちで、 経済と政治を気楽に語るブログです。 猫は見ている、猫は調べてる、 猫は政治の番人です〜 N・E・K・O、ネコ〜

買い占めを悪く言う報道が多いが、よく考えてみると…

買い占めよくないと思ってる人は報道に乗せられている。


よく考えてみよう。日本政府は自粛要請しても休業補償は出来る限り払わないで済ませようとする政府。


もし、食糧や日用品が手に入らなくなって、家に備蓄がなくて明日の食べ物にも困る状態になっても、政府は絶対助けない。


政府や報道の言うことを聞いて買い占め・買い溜めしなかった人でも助けたりはしない。


だったら買い占めを控えて、もしもの時に馬鹿を見るよりも、買い占めして、もしもに備える方が理にかなった行動。


買い占めする人ってどんな人だろう。


転売目的の人も中にはいるだろう。だがそれが全てじゃない。


家庭の主婦なら子供のことを考えるし、家族のことを考える。日用品が不足するなら、それに備えようとするのが当たり前の主婦の考え方だ。


それは中国人だって変わらない。


1月半ばから2月半ばくらいまで中国人観光客のマスク爆買いで店頭からマスクが消えたが、中国は日本よりも親戚付き合いが濃密で、数も10倍くらい多い。


だから武漢で新型ウィルスが流行して中国国内でマスクが手に入らなくなってくれば、たまたま日本に旅行に来てた人が親類縁者のためにマスクを買ってあげようと思うのは、親しい親類縁者への思いやりとして当たり前のこと、日本人主婦が家族のことを思うのと全く同じだ。


ただ中国人の親類縁者は日本の10倍以上なので、1人でマスクを10個も20個も買って、すぐにも品切れになってしまうのが困ったところだ。


買い占めの大半は当たり前の行動であり、買い占めする人が自分さえ良ければいいと思ってるとか、常識がないと批判するのは妥当な論評ではない。


だが、買い占めによって品薄の商品が入手困難になってくる人も現実にいる。一人暮らしで昼間は働きに出てる人とか、共働きで働いてる家庭なんかは、品物を探して回る時間もないわけだから、そういう人たちは買い占めが起こると本当に手に入らなくなる。


逆に定年退職して暇のある人は孫や子供のために店を歩き回って品物を手に入れることもできるだろうが、その行動は家族への愛ゆえなのであり、非常識な人間なんて言われる筋合いはない。


では、どうすればいいのか?


台湾と韓国に答えがある。政府がマスクの供給を管理して買い占めを防ぎ、必要な品が国民全員に平等に行き渡るようにしている。こうすれば転売目的の買い占めも同時に防ぎながら平等な配布を実現できる。


これが理にかなった政策であり、本来政府がやらねばならない施策。だから批判されねばならないのは買い占めする人ではなく、やるべき施策を講じない政府である。


日本のマスコミは朝日も毎日も東京新聞も、本質は常に政府の擁護だから、政府の批判そっちのけで「買い占めは良くない」と報道する。


これは買い占めする人をスケープゴートにして政府の責任をうやむやにする効果がある。こうした報道に影響された人は買い占めする人を叩いたり、自粛要請に従わず営業を続ける商店なんかを叩き始める。


それによって政府側は本来強制力のない要請と言いながら、社会的制裁を持った事実上の命令を下すことができる状態となる。しかもその制裁について責任を取る必要がないと言うとても美味しい状態だ。


買い占め批判とか自粛破り叩きとか、どれだけ政府の肩を持つつもりなのかと言いたくなる。文化大革命紅衛兵の行動と何の違いがあるだろう。


右だろうが左だろうが、報道に踊らされた人は体制にいいように利用されると肝に銘じておかねばならない。